安政の大獄からの桜田門外の変

今日は安政の大獄についてお話。


毎週日曜日の夜は大河ドラマを観るのを楽しみにしてます。

特に今年の『青天を衝け』主人公は渋沢栄一。吉沢亮くんが演じていますね。いやー、かっこいいですね、吉沢くん。そして、皆さんご存知かと思いますが、渋沢栄一は我らがにしはら学習塾の所在する埼玉県出身の人物で、近代日本経済の父と言われております。同じ埼玉県と言ってもかなり北部の群馬県寄りの深谷市出身ですが、今年中に渋沢栄一ミュージアムやゆかりの地を巡ってみたいですね。

そんな昨日の大河ドラマで、社会歴史でもとても重要な事件が描かれていました。

タイトルのとおり、安政の大獄です。チョット簡単に説明。

幕末の大老であった井伊直弼が、1858年から1859年にかけて行った政治的な弾圧。大老の井伊直弼は、朝廷の許しを得ずに日米修好通商条約を締結し、第13代将軍徳川家定の跡継ぎで力ある反対派を抑えて決めるなど強引な政治を行っていた。こうした井伊直弼のやり方に対して反感が高まっていき、これに対して井伊直弼が反対する大名や公家を厳しく取り締った事件。尊王攘夷を主張する長州藩士の吉田松陰や福井藩士の橋本左内などを死刑にした。しかし、これによって井伊直弼への反発がさらに高まり、1860年に尊王攘夷を支持する志士たちによって暗殺されたのが桜田門外の変

昨日は桜田門外の変で井伊直弼が暗殺されるまで描かれてました。


チョット説明以降の太字の語句はふつうに入試や北辰テストに出題されます。

塾生たちには何度も口うるさく言っておりますが、歴史はただ暗記するだけでなく、その時点での流れも理解してしっかり重要語句を覚えておきましょう。

井伊直弼の最後の漢字すけが書けない生徒がたくさんいます。

弓に百で弓です。

高校生で日本史を履修している皆さんは、一橋派南紀派も理解しておきましょう。


今回、覚えて欲しいキーワード。

1858 日米修好通商条約

1858~1859 安政の大獄…井伊直弼、吉田松陰など。できたら橋本左内も。

※尊王攘夷とはどういった考えや思想のことか。

1860 桜田門外の変


最後に一言。

井伊直弼といえば、どうしても悪役(悪人?)として描かれがちですが、彼自身も日本の将来のことを必死になって命懸けで想い政治を行っていたのでしょう。当時の日本はといえば、ペリー来航以降の時代の大転換期。それにプラスして徳川家の将軍後継といったお家騒動も重なり、未曾有の国難でもありました。別の観点から見れば、一身に責任を背負いながら、通商条約を結び日本を開国に導き、近代日本の礎を作り、日本を植民地化から救ったと英雄視されることもあります。歴史はどちらか一方の視点ではなく、双方の観点に立って見てみるのも重要です。それが歴史を学ぶ面白さの1つかもしれませんね。


もっと詳しい説明や解説を聞きたい生徒はお気軽に塾長の西原まで♪

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